終活
- Yutaka Aoki
- 2023年12月4日
- 読了時間: 2分

終活は遺された家族に負担をかけないための取り組みであることは広く知られています。
銃器所有者としては、銃をいつ手放すかは重要な終活であると思っています。
私の父親は、76歳の時に銃を手放しました。
狩猟期間終了時に、銃のことで親父とお袋が揉めるのは恒例のようになっていました。脚の衰えから猟野へ行かなくなった親父に対して、山に行かないなら銃を返しておいでというのがお袋の言い分。
同じ銃の所有者として親父の気持ちもわかる。またお袋の言い分にも合理性はある。
ということで、76歳の猟期終了後に真剣にお袋から電話で相談されました。
グダグダと長引かせるのが嫌いな性格なので、その日仕事を休んで、親父を銃砲店に連れて行って銃をすべて手放させました。
その後、改めて銃を欲しいと一度だけ言ったことがありましたが、猟欲の衰えからか、再挑戦はせずに82歳で永眠しました。
その時、銃砲店の社長からは、「亡くなるときに、銃を処分できている人は珍しいんだよ」と言われました。
その銃砲店の社長も、自分の銃の処分を見ずに亡くなってしまいました。
いつか来るその日を自分で決められたらと思っています。
まぁ、ボケるかも知れませんので、セーフティーとして息子には「怪しいと思ったら、銃を返納しろ」と言わせるようにしてあります。
運転免許証と同様、銃砲所持許可証の返納も難しい問題です。
「欲」は、物にも行為にも存在します。
良い銃は手放さずに持っていたいものでしょう。
好きな狩猟も簡単には辞めることは出来ません。
だからこそ、計画的に終わりをつくります。
昨年度のマスターズの優勝という区切りで、射撃と銃に対する欲に蓋を付けることろから始めました。並行して、仕事で一番使っていたライフル銃を手放しました。
このあと、射撃銃と実猟銃の2丁を手放して、スポーティング銃1丁で代用する予定です。
これで5丁の所持銃が4丁に減ります。
来年、ライフル1丁を手放し、散弾銃とライフル銃と空気銃を各1丁、合計3丁へと減っていきます。
仕事を完全にリタイヤしたら、ライフル銃と空気銃は手放すでしょう。
最後に残る散弾銃で、シオンとヤマドリ撃ちを楽しみます。
シオンが山へ行けなくなったら、ヤマドリ猟も終わる予定です。
その前に、シオンからやめろって言われるかも知れません。親父は、飼っていたセッターからやめろと言われていたと思っています。
犬が頼らなくなったら、狩人も終わりでしょう。
そうなれば、散弾銃を所持する理由はもうありません。
私の射撃の原点であるヤマドリ猟が出来なくなった時が終点です。



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