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レフリー

執筆者の写真: Yutaka AokiYutaka Aoki

 多くの射手は、ガンポジションの警告などを受けると、動揺しスコアを落とす。

 レフリーの権威を示すためには、生贄を作れば簡単だ。

 「今日のレフリーは厳しいぞ」

 そんな感情が射手の心に残れば、試合には緊張感が生まれる。

 問題は、その権威を簡単に失墜させるレフリーのミスだ。

 命中か失中かを判断するのは、レフリーに委ねられた権限であるが、明らかに命中している標的を見逃して失中と判定しようものなら、その一瞬で権威は地に落ちる。

 判定の際に、サイドレフリーに目を合わせてくるレフリーは、射手としても安心できる。

 サイドレフリーを一度も見ないままラウンドを進行するレフリーのなんと多いことか…。

 さらに、射撃限界杭をクレーが通過する前に、せっかちに判定を下すレフリーも多い。

 コールが早い選手にも問題がある。

 4番シングルで、ハイハウスを撃ったあと、レフリーの判定が間に合わないほどの速さでローハウスのクレーを要求するような射手は問題だろう。

 レフリーがラウンドの進行をコントロールし、射手、プーラー、サイドレフリー、記録係がオーケストラのように調和した時には、良いスコアが出るものだ。

 レフリーをするならば、公平であることは当然ながら、正確であることが必須である。

 射手はレフリーを助け、レフリーは射手有利となるように判定を下すように心がけていれば、良い試合ができることだろう。

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魂の叫び~スキート射撃論~

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