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ショットコロン

秒速400mの散弾は、目で確認することはできません。

幸いなことに、高速度撮影が簡単にできるようになって、ショットコロンを映像で確認することが出来ます。

Clay shooting with the Blaser F16 / unbelievable scenes / slow motion

Skeet shooting slow motion

パターンとは、平面的な散弾の散開を表しますが、散弾は涙滴型をした立体として空間に存在します。

そのサイズについては、ドラム缶だ、バケツだなどと、様々に言われていましたが、直径11cmのクレーターゲットと比較してみると、バスケットボール2つ程度の広がりのように見えます。

思った以上に広がりは、狭いかも知れません。

立体的に存在している散弾とクレーが衝突することを求めるとすれば、面的な広がりとともに、後方に続くショットコロンを使った方が有利に働くかと思います。

そうなると、クレーのどのくらい前を撃ったら良いのでしょう。

イメージとして、手のひらが散弾の広がりを表すとしたら、パターンで捉えるのは、クレーを手づかみしに行くような感じです。

ショットコロンの場合、クレーの進行方向に手のひらを差し出して、通せんぼするような感じです。

ここにも科学が存在していそうです。

散弾がクレーの後ろから衝突して、加速するように破片が飛ぶよりは、ショットコロンで次々に散弾がクレーに衝突することで、失速または粉砕されるような破片として考えると、加速するような破片が飛んでいる場合には、もう少し見越しを大きくした方が良いかと思います。

要は、割れた破片を意識することで、上下や前後の狙いのズレを見抜くことでしょう。

これによって、100枚中で2、3枚命中を増やすことが出来るかと思っています。

最近は、銃器メーカー以外のチョークメーカーから様々なチョークが販売されています。

このチョークで、パターンとともに、ショットコロンにも変化が生じているように感じています。

DT11で使用したGeminiチョークは、ショットコロンが長くなっていると考えられる状況がありました。

​ハイスピードカメラでなければ見ることができませんが、チョークのお陰でスコアアップしたことは確実だったでしょう。

魂の叫び~スキート射撃論~

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