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魂の叫び~スキート射撃論~
スキート射撃の見越し
初心者の射撃教本には、以下のように書かれています。
「飛行標的を撃つ場合、標的そのものを狙って発射しても絶対に命中しない。弾が狙った標的の位置に届くまで一定の時間がかかり、標的はその間にさらに飛行するからである」
弾丸が狙った標的まで届く時間はどのくらいでしょうか。
銃口から飛び出した散弾は、空気抵抗でその速度を減じていきます。
仮に空気抵抗を考えず、銃口での速度(1300ft/s)と同じ速度で散弾が、スキート射撃での射台からセンターポールまでの約20mの距離を飛ぶときを考えてみると、1フィートは0.3048メートルですから、
1300ft/s=396.24m/s
となります。計算を容易にするために仮に弾速を400m/sとして考えると、20mの距離を弾丸は、
20/400=0.05s
の時間で飛ぶとになります。
わずかに0.05sの時間ですが、この間にクレーが移動する距離は、仮にクレーの放出速度を80km/hと仮定すれば、
80000/3600×0.05=1.111m
となります。
この見越しの距離は、どの射台でも同じです。
しかしながら、各射台から見るクレーの飛行線は角度が異なるために、狙い越しの距離が大きくなったり、小さくなったりすることになります。
これが、トラップ射撃とは異なるスキート射撃の面白さのひとつでもあります。

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