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スキート射撃の姿勢⑤

さて、ようやく射台の中でのスタンスにたどり着きました。

まずは基本的なスタイルからご説明します。

ここまで、姿勢にこだわるのは、次に続く狙いの正確さに繋がるためです。

定まった形から射撃が始まるというのは、物差しの0の位置を揃えるということです。

毎回0の位置が異なれば、クレーと弾丸が衝突する答えの位置が定まらないことになります。

まずは、自己流に走らず、基本的なスタンスから始めることをお勧めします。

スタンスは、足の開き具合のことですが、肩幅と同じか若干狭めた幅が良いとされています。

このことについて、異論はありません。

問題は、どの方向に向いてスタンスを取れば良いかと言うことになります。

トラップ射撃のトップシューターである小原氏によれば、「身体を射台に対して45°の位置に立ち、その際に銃身が射台に対して90°、射台中央とクレーハウスに引かれたセンターラインを結ぶ線上にあることを確認する」としています。

​トラップ射撃では、これで済みますが、左右に放出口があるスキート射撃ではそうはいきません。

射撃教本では、自分が撃とうとする方向(基角)に対し、「右45°」の方向(基線)へ身体を向け、次に基線に対して両足先をそれぞれ15°ずつ開くとしています。

この時の銃口が向いている方向(基角)は、スキート射撃ではクレーの放出口とセンターポールとの中間点に向けます。

これを基本とするのは、覚えやすさとスイングの質を、初矢と二の矢で使い分けるためです。

しかしながら、68m±1mのセットでは、クレーの速度に追従するのが難しいかも知れません。

その場合には、少しセンターポール側に銃口の方向が向くようにスタンスを変更しても構いません。

要は、0の位置さえ、定まっていれば、どこであろうと問題はないということです。

この待機位置は、クレーが放出されてから拳銃動作を終了するまでの時間を考えたもので、1番から8番までのいずれの射台でも同じです。

高さについては、放出口と同じ高さを基本と考えれば問題ないでしょう。

新しい言葉が続くと、なにやら呪文のようになってしまいますので、もう少しすっきりさせましょう。

角度で話を進めるので、ここからは銃口の方向(基角)を基準にしましょう。

下図の状態は、身体を捻っていない、自然な状態で拳銃した際の銃口の方向(基角)を示しています。

この状態が基本と考えてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体を捻って、銃口の方向を変化させてみましょう。

その位置から体の捻りを開放すると、銃口の方向は基角へと戻ります(下図)。

このように基角に戻ってくるスイングをインサイドのスイングと呼びます。

スイングの質は、身体が元に戻ろうとする力が加わるので、軽い早いスイングとなります。

これとは逆に、基角から離れていくようなスイングをアウトサイドのスイングと呼びます(下図)。

スイングの質は、自分の意志で動かすことになるので、重い遅いスイングになります。

初矢をインサイドのスイングで撃つか、アウトサイドのスイングで撃つかで、スタンスの向きが変わります。

センターポールと放出口の中間点に銃口の向き(基角)を設定した場合、初矢はアウトサイドのスイングをすることになります。

撃破予想点をセンターポール上と想定し、そこに銃口の向き(基角)を設定した場合には、センターポールと放出口の中間点へ身体を捻っていくことになりますので、初矢はインサイドのスイングとなります。

言葉で説明するとくどくなってしまいます。

簡単に説明するとすれば、ハイハウスとローハウスを撃つ際のスタンスだけで考えた方が良いでしょう。

初矢をアウトサイドのスイング撃つと仮定すれば、ハイハウスとローハウスでは、スタンスの向きを変更する必要が生じます。

初矢をインサイドのスイングで撃つと仮定すれば、基本となる銃口の向き(基角)をセンターポール方向にするため、ハイハウスとローハウスで同じになるため、スタンスの向きは変化しません。

魂の叫び~スキート射撃論~

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